2.92018
【物流センター 5つの機能】 第3回 DSD(メーカー直送)
DSD(メーカー直送)
前回の記事
谷口運送のDSDを今週は紹介します。そもそもDSDとは、「Direct Store Delivery」の略です。
日本語では貨物の納期・緊急度に併せて、お客様に最も近い生産拠点からの集荷し、直接配送先まで届ける配送サービスのことを指します。
(1) ヤマダ電機から冷蔵庫を買って自宅に持って帰りますか?
DSDを私なりにもっと簡単な例えで考えてみました。ヤマダ電機に冷蔵庫を買いに行った際、自宅まで冷蔵庫をそのまま乗用車に積んで自宅まで運ぶのは、
ほとんどの方が難しいのではないかと思います。冷蔵庫を購入した際は、ヤマダ電機から直接自宅までの配送をしてもらう方法を取るのではないでしょうか?
また自宅まで運んでもらった際は自宅の玄関から設置場所まで搬入したり、または大きい窓があればそこから搬入・設置まで行ってもらうかと思います。
冷蔵庫を自分で運んで設置するより、専門知識のある方に搬入・設置までしてもらえば簡単ですよね。
専門知識と書きましたが、冷蔵庫を設置するまでのノウハウとも考えられます。
【設置までの専門知識】
冷蔵庫が購入されお客様の自宅まで運び、設置する業務は複数のお客様が購入すれば日々変動しますが、毎日同じ数量を同じ時間・同じ場所へ運べたら簡単だと思いますが、そう簡単にはいかないと思います。
(2)自動車業界のDSDへ
搬入・設置まで行うのがDSDの考え方であり、自動車業界では私たちにとって冷蔵庫のような大きな部品があり、例えばトラックのフレーム(背骨)や重量のある鋼材などがあります。
工場で生産されたフレームや鋼材を荷台に載せ、貨物が崩れないように固縛をし、直接お客様の指定された納入時間・納入順番に合わせて搬入します。
こちらも日々の受注量が違ったり、納入する便数・納入順番も変わってきます。
この変動に対応するのになぜ大変なのか?
・週の前半や後半に依頼便数が集中する
・月単位で見た場合月初や月末に依頼便数が偏っている
・緊急時に依頼便数の追加やキャンセル等の依頼便数の急な変化
こうしたお客様の要求に合わせて搬送しなければなりません。
(3)DSDを活用しよう
生産された大きな貨物をお客様まで直接運んだ方が良いと考えられます。しかし上記のような変動にも対応し、お客様は必要な時間・必要な数量・必要な貨物を持ってきてもらえれば良いので、その要求に合わせた搬入が必要になります。
また大きな貨物を在庫していると保管料もかかり、せっかく生産工場で固縛し、直接お客様へ届けられる準備ができているのに、その固縛を一回解きフォークリフト等を使用して降ろさなければなりません。荷物を降ろしたり、動かしたりしたら事故のリスクも高まり、工数増になってしまいます。
DSDを活用することにより、固縛は一回で済むと同時に荷台から荷物を降ろす回数も一回で済みます。
(4)谷口運送のDSDを紹介
谷口運送ではお客様のSCM(ライン順位・搬送先の仕組み・納入のタイミング)を知り尽くしているので、いろいろな環境の変化・緊急時の対応等が可能となっています。
またお客様の傍に車庫を持っているので、緊急時は貨物を積んだままの状態で待機をし、納入の順番が来たときには瞬時に対応可能となっています。
このように谷口運送は対象となる企業の内部事情を理解し、製作・製造からエンドユーザーまでを熟知した上で、最善な方法、手法を提案し、エンドユーザーに商品を届けるまでの手配能力を持っています。
物流コストを削減したいと真剣に考えている皆様は、パートナーシップを結ぶことが大事だと思います。
物流コストを削減したいと真剣に考えている皆様は、パートナーシップを結ぶことが大事だと思います。
次回は物流センター 5つの機能 その4 VMIについて紹介します。
筆者紹介:営業部 小林貴宏
最近私の小さなブームは豆苗という食べ物にはまっています。スーパーで見かけて購入し、ニンニクと塩コショウで炒めて食べるとおいしいです。また鍋にも入れてもいいです。一回切った後水につけて置くだけで二週間前後でまた伸びてきます。今三回目に挑戦し一回目より細く伸びてきている。もう限界かも・・・
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