4.132018
第1回 「とても変わった運送会社、谷口運送」
「とても変わった運送会社、谷口運送」
一言で運送会社と言っても!!
運送会社、言い換えて物流会社とも言いますが、その行っているカテゴリーは様々です。
直ぐに思い浮かぶのは、引越、宅配、路線、陸運です。
陸運の中にも、日用品、食料品、鉄系、生産品、コンテナ、セメント、ローリー他、多くのカテゴリーに分かれていきます。
谷口運送の何が変わっているかと言うと、サプライチェーンと呼ばれる原材料が部品会社、組立工場を経て、消費者や海外へ供給されていく一連の連鎖(下記図参照)の中の、全ての物流に実運送、実作業者として登場することです。
【サプライチェーン】
【他の会社はやらないの?】
運送会社はおよそ6万2千社もありますが、トラックを100台以上保有している会社(谷口運送は約120台)は約2%しかありません。
その意味でも珍しいのですが、超大手の日本通運さんや山九さんなどは幅広いカテゴリーで総合物流企業として活躍されていますが、その他で有名なヤマト運輸さんや佐川急便さんはほぼ宅配、西濃運輸さんや福山通運さんは路線、アート引越さんやサカイ引越さんは引越専業となります。
生産会社系の物流子会社はサプライチェーン全てに関わりますが、実プレ-ヤーではないことがほとんどです。
私達と同様の自動車大手の実プレーヤー会社も、意外にサプライチェーンを分担しています。
【何故可能なのか】
高々、売上げ50億程度の会社が何故サプライチェーンの全ての物流過程に実プレーヤーとして顔を出すのか、それは、弊社の生い立ちに由来します。
創立128年、運送会社として設立69を迎え。戦前から大手トラックメーカーの物流に携わってまいりました。
そして、お客様が戦後のモータリゼーションの発展の中で成長していく過程に、馬力と呼ばれた馬車や、米軍の払い下げのトレーラでの大量輸送から始まり、鉄道貨車での地方配送、専用車を共同開発しての効率的工場間搬送、ジット納入への取り組み、ミルクラン方式による部品引取り等々、自動車会社発の、時代の先進的物流に対し、忠実な手足となり、お客様に怒られながらも必死に取り組んできました。
その諸先輩方の努力と、今現在もそのDNAを受け継いでいる結果ではないでしょうか。
【物流の経験と知恵でお客様の事業の発展を!!】
以上述べて来ました様に、私達はサプライチェーン全ての物流過程のそれぞれのカテゴリーのスペシャリストです。
それは、お客様の厳しい安全、品質、納期の条件をクリアするにはその実力が必要となってきたためです。
そして、サプライチェーンを俯瞰し、全体最適を考え、お客様の立場となり、更にはお客様の先のお客様の発展をも共に考えて参ります。
そんな谷口運送に一度機会を頂戴したいと存じます。
筆者紹介:営業部 丸山真一
先日、弊社グループも入社式を行い、4人(弊社1人)の新人を迎えました。
その後に新入社員研修を行いましたが、その席上で彼らの前途に期待の言葉をかけると共に、AIやロボットとも競争をしなければならない時代を間近に控え同情を禁じえない旨を伝え、とにかく考える癖を付けること、人間ならではの創造性を磨くことをお願いしました。
私も頑張らねば!!
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