5.182018
【谷口運送の物流サービス】 第2回 「ものづくり」に於ける阻害要因
【谷口運送の物流サービス】 第2回 「ものづくり」に於ける阻害要因
みなさんこんにちは。小林Jです。
前回の記事では、お客様のコアコンピタンス(中核事業)の中身を更に「ものづくり」そのものに限定して選択し「集中」するお手伝いを、谷口運送が物流面からご提供させて頂いている事を紹介させて頂きました。
では、今回は「選択」を進めていく上で浮き彫りになる「阻害要因」をもう少し詳しく掘り下げていきたいと思います。
<SCMに於ける物流>
「ものづくり」は原材料の調達からお客様へ製品を納品することで完結しますが、この一連の流れの中では、必ず「モノ」が動きます。それは部品ベンダーさんからの調達品だったり、顧客へ納める自社製品や、工場構内を移動する製造工程上のアッセンブリー品の移動であったり様々です。
これらの移動はすべて、一連の製造工程の中の「物」の「流れ」、つまり「物流」になるわけですね。
「製品(物)」を「造る」、つまり「製造」の行為に於いては「物流」は付帯作業となるわけです。
しかしながら、「ものづくり」を専業とされるお客様が、製造工程上に付帯する「物流」を管理することは、様々な阻害要因が絡んできてお客様本来の「ものづくり」に専念できなくなってしまう恐れが有るのです。
<製造工程内に潜む物流の阻害要因>
製造に於ける物流と、その阻害要因を図にしてみました。
物流要素だけでもたくさん有りますよね。更に阻害要因を各要因別にみてみると、業務~コンプライアンス~リソースと様々なのです。
実際に私がお客様から耳にした声です。
「製造ラインでさえ、人(作業員)が足らないのに、製品の保管・在庫管理まで人がまわらないんだよね。」
「ウチは自社便のトラックで納品してるだけど、ドライバーが高齢で休みがち。急な納品にも対応できない。」
「今度新しい調達先が中国になったんだけど、どうやって輸入したらいいか解からない!」
「顧客の納品先がアメリカなんだけど、急遽ウチの製品をアメリカの顧客へ納品することになっちゃった。船便だと時間掛かるし、航空便は高いし、どうすればいいんだろう…。」
などなど、こういった「ものづくり」の本業以外の阻害要因をアウトソーシングすることで、お客様は本業に集中する事が可能になります。この付帯作業(物流)を谷口運送のような専門のプロに委託し、お客様自らは「造る」ことに専念していただくことが、谷口運送の存在意義であり、谷口運送の「強み」です。
SCMに於ける各物流の専門業者である谷口運送が、お客様のSCM上の各物流工程のプレーヤーとしてサービスをご提供することにより、お客様自身で物流を行われることにより発生するムリ・ムダによるロスコストを削減することが可能です。
次回は、これらの阻害要因に応じた谷口運送の物流サービスをご紹介いたします。
著者紹介:小林 淳
40も半ばを過ぎた今更ですが、2年前から急に模型作りにハマってまして、休日は2輪&4輪の模型作りをしてます。かなりの集中力を要しますが、仕事での集中力を養う良いトレーニングにもなっています。 製作に必要な道具も徐々に買い揃えまして、製作の備えて資料を収集し、工程を考え、形状の修正や追加工作などを行いながらじっくり製作していくのがまた楽しいのです。凡そ1作の製作期間が3~4か月。完成後の作品を観ながら、独りお酒を飲むのもまた楽し…。
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