7.272018
谷口運送の考えるSCM
『サプライ・チェーン・マネジメント(supply chain management、SCM)、供給連鎖管理(きょうきゅうれんさかんり)とは、物流システムをある1つの企業の内部に限定することなく、複数の企業間で統合的な物流システムを構築し、経営の成果を高めるためのマネジメント手法である。なお、この場合の「複数の企業間」とは旧来の親会社・子会社のような企業グループ内での関係に留まらず、対等な企業間で構築される物流システムもサプライ・チェーン・マネジメントと呼ばれる。しかし、実際には企業間の取引は対等であると限らず、現実と理論との乖離があり、その隙間(gap)分析が重要になる。
…ウィキペディア見出しより
こんにちは。谷口運送の杉浦です。
「SCM」、先週の「3PL」に続いて物流業界ではかなり前から使われている単語、改めてウィキペディアを見てみたら前述のような内容でした。理解しづらいですね。
自社の他、原材料、部品、半製品、最終製品加工等に携わる取引先との間で受発注、在庫その他物流関係等の情報を共有し、在庫数量、リードタイム、コスト等全体最適を図る、といったところでしょうか。
1.SCMの目的
サプライチェーンは原材料の調達から始まり、中間品・完成品を経てユーザーに届くまでの一連の流れを指します。そのマネジメント、販売や受注の実績や傾向、特需要素等から需要予測を行い、発注→生産→出荷→物流→販売の計画を最適化するといった内容がその目的になります。
具体的には、
・各工程のスピードアップ=リードタイム短縮
・特に恒常在庫の削減
・供給不足の発生防止
・コスト低減
等が挙げられます。
日々の作業終了後には各工程で残高・在庫ゼロになるのが究極かもしれませんが、次工程のこともあるのでそのための準備やストックをどう捉え運用していくかが重要と考えます。
2.SCMの注目度
ご存じのとおり、SCMは最近出てきた手法ではありませんが世の中の変化に対応しつつ企業が生き残っていくために必要不可欠であり、常に注目されています。
経済のグローバル化に伴う国際競争力の強化は、温度差はあるにしても各企業課題となっていると思います。例えば労働コストの安い海外生産を実施しても、さらに労働コストの安い他国への拠点設置等常に見直しが必要です。
また、日本においては少子高齢化という深刻な問題があります。人手不足解消のために効率的な物流システム開発、業務プロセス効率化が必須となってきています。
さらに、インターネットやSNS、最近ではAIの進歩によりデータ分析のスピードと精度が著しく進化しています。正確な需要予測はリスク回避・軽減のためにも重要です。
このように、従来のSCMを見直し、さらなる効率化、最適化を図る動きは加速しています。
3.谷口運送のSCM
前回の3PL編でも申し上げましたが谷口運送は100台以上の車両の他、倉庫拠点及びWMS(倉庫管理システム)を有しており、現場知識と経験があります。
※組立工場様の調達物流に携わっています!
ミルクラン
RDC運用・活用
24時間稼働による納期厳守のための最前線・瀬戸際調整
前工程・後工程在庫報告システム化
JIT納入用拠点設置
※工場内・生産物流の現場経験も豊富!
生産計画に応じ、各種部品を必要時必要数生産ラインに投入
輸送容器、パレット等効率良い回転のための仕組構築
ライン投入前工程管理(場所提案、投入順序に基づいた荷揃え)
動線・スペース活用の効率化
長年、現場で直接物流を運営してきた私共が知恵と行動力を総動員し、問題解決をサポートします。
谷口運送のご活用を是非ご検討ください。
筆者紹介:営業部 杉浦喜代司
『41.1℃』 気温の日本記録が更新されました。高熱よりもさらに高い数値です。この気温が記録された7月23日は朝から異常だと感じていました。朝の通勤時間帯、私は上着を脱がずに毎日歩いていたのですが、この日はすぐに汗ばみ手に持ちました。24日も暑かったですが、23日に比べれば楽でした。夏休みに入り多くのイベントが予定されていますが、特に屋外施設を使用するイベントは様々な対策に追われているようです。ある動物園では冷気が出てくる通気口のそばから離れないライオンがいるとか。。。
最近のコメント