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人手不足にこそ問われる物流品質

【入管法案改正が審議入り】

人手不足解消のため、外国人労働者の受け入れを広げる「出入国管理法」の改正案が13日から衆議院本会議で審議入りしましたね。

政府の見込みでは2019年から5年間で130~135万人の労働者が不足するとみられ、2019年度は外国人受入数を約3,300人~47,000人を上限枠として設定し、5年間で約260,000人~340,000人の外国人労働者を受け入れると報じられてます。

「移民政策は実施しない」と明言していた安倍首相ですが、野党はこの改正案を事実上の「移民政策」であるとして反発しており、審議の行方は不透明な状況となっていますが、いずれにせよ何らかの対策は急務となっています。

 

【物流業界では・・・】

さて、私達物流業界も深刻な人手不足で有る事は変わらず、年末年始宅配業務の人手不足のニュースが昨年話題になった程ですが、物流業は外国人残留資格の対象業種14業種には含まれないので、改正法案の恩恵を受けることが出来ません…。

 

【品質を維持する為に】

そうした環境下では有りますが、人手不足がサービスの品質低下を招くような事は避けなくてはなりません。

なぜなら物流業はサービス業故に、サービスの低下は人々の生活に直接影響をもたらしてしまうからです。

他の業界同様、日々の物流現場では正社員だけでなく契約・パート(主婦や高齢者)等、様々な人が働いておりますが、それぞれの立場の作業員の品質を一定に保つため、一般的には

・作業支援システム(ハンディーターミナルや倉庫管理システムなど)

・マテハン等の物流機器

・各作業マニュアルの整備

などを導入しています。

勿論、谷口運送でも上記の事は行っています。しかしながら、谷口運送は品質維持の為にちょっとした工夫を凝らしています。

 

【谷口運送のひと工夫】

それでは、物流現場での品質維持・向上の為に実施している谷口運送独自の方法を紹介いたします。

先ずは作業精度について…、

・ピッキングトレーニング

谷口運送は週一回、作業手順書通りにピッキングできていることを確認するために、任意で指名されたスタッフが作業者全員の前でピッキング作業を実施して、他の皆で評価する活動をしています。

この活動では、初心者に有りがちなケアレスミスや、熟練者が陥り易い思い込み作業を洗い出す事が出来、且つその結果を皆で共有して、作業者全員の精度を高く保つことが出来ました。

おかげさまで、3,000日ピッキングミス無しを達成致しました!!

荷主様から表彰を受けました!!

 

 

 

 

 

安全品質については…、

・体感トレーニング

日々の作業の中で発生したヒヤリハット事例を、実際に再現して体感する活動です。ヒヤリハットって事例を書類で見ただけではなかなか実感湧きませんよね。

谷口運送では事例を体験する「体験会」を行うことによって、肌身で危険を感じて、安全意識の向上を図っております。

 

この体験会は自動車教習所の運転実習みたいで、皆真剣な顔つきでやっているのに、傍から見てると何となくホッコリした気分になってしまうから不思議です(笑)

筆者紹介:小林 淳

前回キミ・ライコネンのことをあとがきで紹介しましたが、なんとその週末のグランプリで優勝しました!! なんと縁起の良い(笑)

季節はどんどんと冬に向かっていきます。街ではちらほらとコートを羽織るビジネスマンが増えてきましたが、私にとってはどのタイミングでビジネスコートを着始めるか悩みどころです。12月まで我慢するか…? でも未だ2週間以上あるし。。。タイミングを誤って風邪をひかぬ様に気を付けたいと思います。

 

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